漕人が目指す味とは?
僕は味覚とはその人の人生だと思っています。
今まで経験してきた味わい、母の味、異国の味、友達と過ごした味わい、その全てが味覚を形成しています。
味わいをつくるのに大事にしている事は"オリジナル"であるという事です。
時代と共に変わる味にはついていきませんし、
かといって意図的に伝統を守る味わいもつくりません。
いつも自分が美味しいと思う味わい、
歳を重ねると味わいも変わっていくと思います。
ただ、それが人生であってそれが味覚であると思っています。
味わいの答えはいつも自分の中に存在しています。
自分自身が美味しいと思うものに少しでも近づけるように漕人は漕ぎ続けます。
答えのない中で答えを探しながら、がむしゃらに漕ぎ続けた先に何があるのか?
その景色を一緒に探して頂けたら幸いです。